スペインは、日本の約1.3倍(約51万ku)でイベリア半島の大部分(約80%)を占めるヨーロッパ有数の大国である。(注1) 正式名称は「エスパーニャ王国(Reino de Espana)」である。 第二次世界大戦前後を通じ長い間独裁政権(フランコ統領)下にあったが現在は王政が復活している。(注2) 前回も若干ふれたように、スペインはアフリカとは地中海をはさんでわずか13qしか離れておらず、北部は大国フランスと国境を接している。そのため、古くから他民族による支配を受け、多民族と複数の文化が混在している。 また、地方によって風土等も異なることから、地域によって様々な顔を持っている。 特に、中北部のアラゴン地方や地中海沿岸のカタルーニア地方、南部のアンダルシア地方などにおいては、独自の文化を有し、独立的気運が強いといわれている。 それらの中でも、特にその色彩が強いのが、カタルーニア地方の中心都市バルセロナと、アンダルシア地方のグラナダ、フランスとの国境に近いバスク地方である。 現に筆者のグラナダ訪問時にも、バスク地方の独立を求める運動家による自爆事件が続発していたことから、空港で厳しいチェックを受けた。