国税庁がまとめた「令和5年度分会社標本調査~税務統計から見た法人企業の実態~」によると、法人数全体が11年連続で増加するとともに、利益計上法人が約115万社にのぼり過去最多を更新した。
 令和5年4月~6年3月に終了した各事業年度を調査対象として、令和6年8月末現在でとりまとめた同調査結果によると、令和5年度分の法人数は295万6,717社で、このうち通算法人は1万7,555社。全体の法人数は前年度より約4.7万社増え、平成24年度以降11年連続で増加するとともに過去最多を更新した。
 全法人のうち利益計上法人は115万3,514社で3年連続の増加で過去最多に。ただし、欠損法人は180万3,203社で4年連続で増加しており、全法人に占める欠損法人割合は61.0%となっている。