第五世代の税理士用電子証明書の有効期限は来年3月31日までとなっており、今年の8月以降、第六世代の税理士用電子証明書の申込受付が順次始まっている。現在、e-Taxで「第六世代税理士用電子証明書」の利用を開始する者から問い合わせが多く、国税庁ではよくある質問について周知を行っている。
新たな税理士用電子証明書を取得した場合に、従来使用していた税理士用電子証明書から変更するためには、新たな税理士用電子証明書をe-Taxに登録し直す必要がある。更新した電子証明書をe-Taxに再登録するには、e-Taxソフトを起動して、HP内の手順に沿って、再登録をする必要がある。
また、「税理士等の電子証明書が登録されている電子証明書と異なるため、再度、電子証明書を確認のうえ送信してください。」というメッセージが受信通知に表示される場合には、原因として、①納税者本人が送信している場合と、②税理士等が代理送信(納税者本人の署名を省略)している場合が考えられる。このうち②の場合には、税理士等が事前登録した電子証明書と異なる電子証明書が添付されている可能性があるため、上記と同様に、正しい電子証明書を再登録した上で再度送信する必要がある。