令和6年度税制改正法案では、「直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の非課税措置」について、制度の見直しと適用期限の延長が盛り込まれている。
 同制度は、父母や祖父母など直系尊属からの贈与により、住宅用の家屋の新築、取得又は増改築等の費用に充てるための住宅取得等資金を取得した場合、一定の要件の下で非課税限度額までの金額について、贈与税が非課税となる特例措置。
 6年度改正では、非課税限度額等の見直しは行われず、省エネ等住宅の性能要件が見直される。要件の一つである「断熱等性能等級4以上又は 一次エネルギー消費量等級4以上」を「断熱等性能等級5以上かつ一次エネルギー消費量等級6以上」に引き上げられる。
 適用期限は令和8年12月31日まで3年間延長する。