国税庁は10月15・16日に全国国税局課税(第一・第二)部長(次長)会議を開催し、データ活用の推進に向けた取組体制などについて意見交換を実施した。
 データ活用の推進に向けた取組体制の検討においては、国税組織全体としてデータ活用の取組を着実に推進しており、納税者の利便性向上と課税・徴収の効率化・高度化を実現するインフラとして令和8年度の本格導入を予定している次世代システム(KSK2)の実装など、データ活用中期計画で令和8年度までにこうした環境を整えることを決定している。
 これらの環境が整い、データに基づく事務運営を浸透・常態化させるために、限られた人材や分析環境を有効活用することに問題意識をもっていることを共有。各局課税部における現状の取組及び情報システム課等との連携状態を踏まえ、令和9事務年度以降の課税部におけるデータ活用の推進に向けた取組体制について、現状のままでよいものや変更していくべきことなどについて意見交換を行った。