民間企業等での経験を有する人材を国家公務員の係長級として採用するための「経験者採用試験」が、2025年度の第一次試験では従来の東京都だけでなく、札幌市・仙台市・名古屋市・大阪市・広島市・高松市・福岡市・那覇市の9試験地で受験できるようになる。
 この経験者採用試験には、府省合同試験と府省別試験の2種類があり、2025年度試験においては、府省合同試験のうち政策の企画立案等を職務とする係長級の官職に採用するA区分では国税庁は2名を採用予定とし、府省別試験のうち「国税庁経験者採用試験(国税調査官級)」では約120名を採用する予定。
 人事院への試験申込の受付期間は7月28日から8月18日までで、国税庁経験者採用試験の試験日程は、基礎能力・経験論文試験を行う第1次試験が10月5日、人物試験を行う第2次試験は11月上~中旬で指定する1日、最後の総合評価面接試験の第3次試験は12月上~中旬で指定する1日。法律や経済のような専門分野の知識は問わず、基礎的な知能・知識やこれまでの経験や人物面を評価することとしており、最終合格発表は12月24日となる。