日本税理士会連合会(太田直樹会長)がまとめた令和5年度登録事務事績によると、同年度の新規登録者は2,725人で登録抹消者は2,137人と588人増加し、今年3月末の税理士名簿登録者数は8万1,280人であることがわかった。
 新規登録者について、年代別構成をみると、50歳代が最も多く22.5%で、40歳代18.6%、30歳代6.2%で、近年は30歳代の割合の減少傾向にある。
 資格別の内訳では「試験免除者」が1,497人(構成比54.9%)で最も多く、以下、「試験合格者」647人(同23.7%)、「公認会計士有資格者」522人(同19.2%)、「弁護士有資格者」59人(同2.2%)。近年、試験免除者及び公認会計士有資格者が増えており、登録者割合を平成25年度と比べるとそれぞれ伸び率が約35%となっている。
 一方、令和4年度に2千人を超えた死亡や業務廃止などによる登録の抹消者は、5年度も2,137人と2年連続で2千人超となった。内訳をみると、業務廃止が1,454人で全体の3分の2を占め、以下、死亡は676人、欠格条項に該当等は7人だった。