国税庁は、令和7年分の路線価及び評価倍率を記載した路線価図等を7月1日にホームページ上で公開した。
 訪日外国人の多い観光地や店舗・ホテルの需要が堅調な主要都市で地価が高い上昇を示しており、全国約31万3千地点を対象とした標準宅地に係る評価基準額の全国平均は4年連続の上昇となった。
 令和7年1月1日時点の路線価について、標準宅地の評価基準額の対前年変動率の平均値は、全国平均が前年の2.3%から2.7%となり4年連続で上昇した。
 都道府県庁所在都市の最高路線価の価額では、1㎡当たりの最高路線価は、東京・銀座5丁目の「鳩居堂」前の銀座中央通りで、昭和61年分以降40年連続で全国1位に。路線価は4,808万円で、1万円札1枚当たりの広さで約58.5万円、A4サイズ用紙1枚当たりで約299万円の価格。なお、鳩居堂前と同じ銀座4・5丁目交差点角にあるセイコーハウス銀座前、銀座プレイス前、三越前を含めた4地点は平成29年分から同額最高地となった。
 路線価図等は、国税庁ホームページで最新の令和7年分から平成30年分までを掲載している。