人事院が公表した「2024年度国家公務員採用試験(専門職試験(大卒程度試験))の申込状況によると、国税専門官の申込者数が前年より約2千人減少していることがわかった。
 同年度における国税専門官の採用試験申込者数は1万2,161人で、前年の1万4,093人と比べて1,932人も減少。女性の申込者は5,137人で前年と比べて700人減少したが割合は42.2%と上昇しており、専門職試験全体の割合も42.1%と過去最高となった。
 人事院設置の人事行政諮問会議がまとめた公務員人事管理に関する中間報告では、公務員志望者の減少と若年層職員の離職が増加傾向にある中、採用試験の設計を始めとした採用手法の早急な検討とともに、職務内容や必要なスキルを明確化して職務に応じた報酬水準を設定すべき等とする対応策を示している。