国税庁がまとめた「令和5年分の所得税等、消費税及び贈与税の確定申告状況等について」によると、昨年10月のインボイス制度の導入に伴い、個人事業者の申告件数が前年分から大幅に増加したことがわかった。
インボイス制度開始により、免税事業者からインボイス発行事業者となった者は104万8千人、そのうち期限内の申告者数は87万5千人と申告者が大幅に増加。
個人事業者の消費税の申告件数は197万2千件と前年分から91万7千件増加するとともに、申告納税額も6,850億円(対前年比+9.1%)と前年分から増加した。
免税事業者からインボイス発行事業者になった者のうち、納付税額を売上げに係る消費税額の2割とすることができる「2割特例」の適用者数は約8割の73万4千人だった。