国土交通省は3月26日、令和6年地価公示(今年1月1日時点の地価)を公表した。
地価公示によると、令和5年1月からの1年間の地価動向は、全国平均で住宅地・商業地等のいずれの用途も3年連続で上昇するとともに、上昇率が拡大した。
三大都市圏をみると、東京圏と名古屋圏では、住宅地・商業地のいずれも3年連続で上昇。大阪圏では住宅地が3年連続、商業地は2年連続の上昇となった。地方圏でも、住宅地・商業地の地価が3年連続で上昇し、商業地の上昇率は拡大している。このうち、札幌・仙台・広島・福岡の地方四市では住宅地・商業地のいずれも11年連続で上昇し、その他の地域でも2年連続の上昇となっている。
全国の標準地における変動率は「北海道富良野市北の峰町25-11」が27.9%で住宅地で最も高く、価格は「東京都中央区銀座4-5-6」(山野楽器銀座本店)の5,570万円/㎡で18年連続で全国1位となった。