国税庁は4月1日から、e-Taxで申告等データを送信する際に必要事項にチェックするだけで、各申告手続の法定納期限当日に自動的に口座引落しにより納付できる新機能の「自動ダイレクト」を開始した。
ダイレクト納付は、事前に税務署へ預貯金口座の届出をしておけば、電子申告等の後に簡単な操作を行うだけで即時又は期日を指定して納付することができるもの。
新機能の自動ダイレクトでは、e-Taxで申告等データを送信する際に、送信画面に表示される「自動ダイレクトを利用する」の項目にチェックを入れて送信すれば、申告等データと併せて納付データも送信されてダイレクト納付の手続が不要となり、自動で口座から引き落とされる。
対象は今年4月1日以降に法定納期限が到来する申告手続で、口座引落日は各申告手続の法定納期限。ただし、法定納期限当日に自動ダイレクトの手続をした場合には、その翌取引日に口座引落しされる。
なお、残高不足等で引落しできない場合には法定納期限の翌日から納付日まで延滞税がかかる場合があるので注意が必要だ。